トランプ大統領が、
パウエルFRB議長の政策に文句をつけた。
緩和主義者と思っていたのに、
もう何回も利上げしていると。
FRBは政治的プレッシャーを最も嫌う。
9月のFOMCは、これで利上げ以外ありえない事になった。
しかし、12月以降の利上げペースに関しては、
少し「忖度」が働いてくることになるかもしれない。
それを嫌って、本日の東京市場ではドル売りが先行している。
ドル円も一目均衡表の雲を割れてきた。
ただ、トランプ氏の発言はともかくとしても、
このところの経済指標が少し軟調なことや、
コモディティ価格の下落、中国経済の変調等、
将来の景気後退を示唆するような「暗示」が出てきている。
ドル円はリーマンショック後に下落したのではない、
その前から落ちている。
その意味では、少しドル売りが強まっても良いのかもしれない。