26日のドル円相場は、27日未明のFOMC結果公表を前に積極的な取引は控えられて111円後半の狭いレンジにて取引された。
FOMCではインフレに対する認識やバランスシート縮小の開始時期が示唆されるかに注目がされている。
今回のFOMCでは追加利上げは見送りの公算が大きく、今回はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。追加利上げやバランスシート縮小の開始時期などをめぐり、声明への注目度は非常に高い。声明文中のインフレ見通しの部分が下方修正と受け止められる表現に変更されれば、一時的にドル売りが再燃する可能性もある。
今回の相場材料は、声明文の解釈という意見一致成が困難な材料が手掛りとなるため、市場の反応を慎重に見極めるべきか。